サステナビリティ方針・推進体制 トップメッセージ

トップメッセージ

はじめに

皆様には、平素より積水ハウス・リート投資法人に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

近年、新型コロナウイルス感染症の蔓延や地政学的な緊張の高まり、エネルギー価格の高騰、金利や為替の変動等、我々を取り巻く環境が著しく変化し、将来の予測が困難な状況が続いています。このような不確実性が高まる環境下において、本投資法人が安定的かつ中長期的な成長を目指すためには、その基盤となるサステナブルな社会の実現に向けた取組みが肝要であると考えています。

本投資法人が目指す姿

本投資法人は「資産運用を通じて人・社会・未来を豊かにする」というビジョンを掲げています。これは、スポンサーである積水ハウスと共に運用資産の価値向上を追求し、「人」と「社会」に対して新しい時代の社会資本を提供することで、より豊かな「未来」の創造に貢献し続けるという我々の決意表明です。ESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した資産運用を通じて社会課題の解決に取り組むことは、サステナブルな社会の実現に寄与するとともに、ステークホルダーからの信頼を高めることにもつながり、中長期にわたる安定した収益の確保、並びに投資主価値の最大化に資すると考えています。

直近の取組み

こうした考えの下、本投資法人は2020年にマテリアリティ(重要課題)を特定し、KPI(目標)を設定したうえで、課題解決に向けた取組みを積極的に進めています。2022年の主な取組みとしては、保有資産における再生可能エネルギー由来電力への切替を通じたCO₂排出削減の推進、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく定量的シナリオ分析の実施を通じた開示情報の拡充、本投資法人における女性役員の登用等ジェンダー・ダイバーシティの推進が挙げられます。これらをはじめとするESGへの取組みは社外からも高く評価され、本投資法人は2022年6月よりMSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数に組み入れられています。今後も環境・社会・経済等の変化に応じてマテリアリティやKPIの追加・修正等を行いながら、保有資産の環境性能向上、幸せを生む空間の提供や事業継続性の確保、透明性の高いガバナンス体制の構築等、社会と本投資法人相互の持続可能性向上に注力していく所存です。

サステナブルな社会の実現に向けて

本投資法人は、今後も歩みを止めることなく、新しい時代の社会資本となる質の高い不動産の提供を通じて、投資主価値の最大化に努めてまいります。そして人生100年時代をリードするREITとして、ステークホルダーの皆様からの期待に継続的に応え、豊かな未来の創造に貢献するとともに、広く永く愛されるREITを目指します。

今後とも一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

積水ハウス・リート投資法人
執行役員 木田 敦宏
(写真右)

積水ハウス・アセットマネジメント株式会社
代表取締役社長 阿部 亨
(写真左)

役員写真