環境への取組み 環境性能に優れた不動産への投資

グリーン認証取得への考え方

本投資法人は環境性能に優れた不動産への投資とその運用に取り組んでおり、保有物件の環境性能を評価するグリーン認証を積極的に取得しています。これらの認証取得を通じて、保有物件における環境性能を客観的に把握するとともに、改善を図るための参考としています。

なお、本投資法人はグリーン認証の取得割合についての目標(KPI)を設定しています。進捗状況及び実績は以下の通りです。

グリーン認証
KPI:グリーン認証取得割合 70%以上を維持

2021年度実績
昨年度比
+10.8%
(%)

(注1)グリーン認証取得割合については延床面積ベースで算出しています。

(注2)対象年度は5月から翌年4月末とし、年度末時点での数値を記載しています。

グリーン認証取得状況

(2023年8月3日時点)

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物件数 取得率 延床面積(㎡) 取得率
認証取得物件 合計 85 71.4% 621,259.95 82.3%
DBJ Green Building認証 56 47.1% 306,999.93 40.7%
CASBEE不動産評価認証 30 25.2% 323,156.24 42.8%

(注1)区分所有物件の延床面積は、オフィスビルについては、賃貸可能面積と共有部分面積に持分割合を乗じた面積の合計面積を、住居については1棟全体の延床面積を表示しています。

(注2)「本町ガーデンシティ」については、「物件数」はオフィスビル部分及びホテル部分の各区分所有建物の用途毎にそれぞれ1物件とせずに建物全体を1物件とし、認証取得物件の「延床面積」は、認証を取得しているオフィスビル部分に係る延床面積に基づき算出しています。

(注3)「赤坂ガーデンシティ」の「延床面積」については、本投資法人が保有する部分のうち10階を除くすべての部分の延床面積を上記(注1)に基づき算出しています。

(注4)「プライムメゾン江古田の杜」の「延床面積」については、介護付き有料老人ホーム「ニチイホーム江古田の杜」を除くすべての部分の延床面積に基づき算出しています。

(注5)「認証取得物件 合計」欄の各数値は、DBJ Green Building認証、CASBEE不動産評価認証のいずれの認証も取得している物件があるため、DBJ Green Building認証とCASBEE不動産評価認証の合計と一致しません。

評価ランク別取得状況

(2023年8月3日時点)

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DBJ Green Building認証 56件 CASBEE不動産評価認証 30件
ロゴ
★★★★★ 1件
ロゴ
Sランク 9件
★★★★ 20件
★★★ 34件 Aランク 20件
★★ 1件 B+ランク 1件

ランク別の詳細な物件名はこちら

グリーン認証の概要

DBJ Green Building認証

DBJ Green Building認証は、環境・社会への配慮がなされた不動産(”Green Building”)を支援するために、2011年4月に株式会社日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度です。
本認証では対象物件の環境性能に加え、防災やコミュニティへの配慮等を含む様々なステークホルダーへの対応を含めた総合的な評価が行われ、1 Starから5 Starsの5段階評価で認証が付与されます。
なお、2017年8月より、認証は一般財団法人日本不動産研究所(JREI)で行い、DBJは制度全体を総括しています。

DBJ Green Building認証制度の詳細についてはこちら

CASBEE不動産評価認証

CASBEE(建築環境総合性能評価システム)は、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムです。
CASBEE不動産評価は、建物の環境評価の結果を不動産評価に活用することを目的として開発されたもので、「1.エネルギー/温暖化ガス」、「2.水」、「3.資源利用/安全」、「4.生物多様性/敷地」および「5.屋内環境」という5分類の評価項目で点数化され、それにより、「Sランク」、「Aランク」、「B+ランク」、「Bランク」の格付が付与されます。

CASBEE不動産評価認証の詳細についてはこちら

スポンサーの取組み

積水ハウスのZEH・ZEBへの取組み

積水ハウスでは、戸建住宅のZEH推進に加えて、賃貸住宅及び分譲マンション等すべての集合住宅においてもZEHの普及に取り組んでいます。
賃貸住宅ブランド「シャーメゾン」においては、当ブランドのZEHである「シャーメゾンZEH」の普及を推進しています。集合住宅のZEHには共用部まで含めた住棟全体でゼロエネルギーを目指すZEH-M(ゼッチ・マンション)と、住戸単位でゼロエネルギーを目指すZEHの2種類がありますが、まずはZEHの快適性や光熱費削減等、入居者の方々がメリットを享受できる住戸単位でZEHを推進し、できるだけ多くの住戸をZEHとすることで、結果的にZEH-Mの基準も満たす賃貸住宅の普及に取り組んでいます。また、分譲マンション「グランドメゾン」においても、2023年以降に販売する全住戸をZEHに、また全棟をZEH-Mにすると発表しています。
その他、非住宅建築におけるZEBについても、提案時にZEBによるメリットをわかりやすく具体的に訴求することで、受注・着工数は事務所用途を中心に増加傾向にあり、介護施設やクリニックなどの用途にも広がりを見せています。本投資法人は、こうした積水ハウスが開発したZEH・ZEB物件へ積極的に投資することで、脱炭素化に貢献していく方針です。