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社員インタビュー

積水ハウス・アセットマネジメント株式会社
投資運用本部長
竹内 禎聡(たけうち さだあき)
PROFILE
2014年、積水ハウス・リート投資法人の資産運用会社である、積水ハウス投資顧問株式会社(現・積水ハウス・アセットマネジメント株式会社)に入社。2018年5月、積水ハウス・リート投資法人が積水ハウス・レジデンシャル投資法人と合併するにあたり、不動産部門を統括する投資運用本部長に就任(現職)。

SDGsやESGなど、
社会ニーズに応える物件へ
投資できることが
積水ハウス・リート投資法人の
強みです。

Q.1入社に至った背景や経緯を
教えてください。

私が不動産業界に就職して感じていたことは、情報の非対称性があることでした。
例えば、今ではインターネットなどで多くの情報を得ることができますが、ひと昔前までは、駅前などにある街の不動産屋さんに行かないと不動産に関する情報が得られないなど、不動産会社は情報をたくさん持っているけれど、消費者は情報が乏しいという状況に疑問を持っていました。そのような時に、現職とは別のリートの資産運用会社へ出向しました。その会社で、不動産に関する各種情報を開示することを通じて、色々な材料を提供することが業界での透明性を高めることに繋がり、また、不動産業界全体の発展という意味でも役に立てるというリートの世界に面白さを感じた経験があり、その一端を担いたいという希望を叶えるために入社しました。

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Q.2現在の仕事内容について
詳しく教えてください。

私は現在、投資運用本部長というポジションなのですが、大きく2つの業務に取り組んでいます。
まず1つが『資産運用会社として行う投資判断の統括者という役割』。運用資産を売買するときの投資判断や、どのような運用・投資を行っていくのかという方針の策定を行っています。
そしてもう1つが『不動産部門各部署の統括・管理者としての役割』。弊社には長年に亘りオフィスビル・住居等の投資・運用に携わっているメンバーが各部署の責任者として就任しています。その各部長が仕事をしやすい環境の整備を行うこと、また、各部長の判断の指針となるような明確な方針や判断基準を考え、それを提示することも、重要な職務です。

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Q.3良質な物件の確保について、
どのような視点をお持ちでしょうか。

本投資法人においては、「戦略的立地」と「高品質」を柱とするプライム・プロパティへ重点投資することを投資戦略としています。
キャッシュフローの源泉となる入居者やテナント企業にとってそのオフィスビル・住居が持続可能な生活・事業活動拠点であるかについて、「経済圏」「利便性」「機能性/居住性」「環境配慮」「BCP/安全性」「ブランド」の6つの要素を見極めて、投資判断を行うこととしています。
また、自分自身としては、外観や内装の状態、周辺環境などの視覚情報だけでなく、音、においなど、五感を活用して物件を把握することで、その物件の強み・セールスポイント、弱点を含めた物件特性を捉えることができるように努めています。

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Q.4積水ハウス・リート投資法人の強みや
組織力について教えてください。

本投資法人の強みとして、スポンサー・パイプラインの豊富さ、保有物件のクオリティの高さが挙げられると考えています。
物件の取得環境が厳しい中で、安定的に成長を続けていくためにこの点は重要なポイントだと考えています。
また、弊社は、様々な業務歴・バックボーンを持つ人間が集まっており、『なるほど、そういう見方・アプローチがあるのか』と感心させられることもしばしばです。予測がつきにくい状況も多い中で、このような多様な人材の集団であることをとても心強く感じます。

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Q.5今後、取り組むべき課題について
教えてください。

プライム・プロパティには環境性能もその要素として含まれていると申し上げましたが、環境配慮に優れた物件を組み入れた後も、CO₂排出量削減を含めた環境対応を進めていく必要があります。一方で、そのためには追加投資などが必要となるケースもあり、分配金との兼ね合いやバランスをどのように取っていくのか、この課題に真摯に向き合いこれからもチャレンジしていく必要があると考えています。皆で様々なアイデアを出し合いながら一歩ずつでも着実に前進できるよう取り組んでいきたいと考えています。

(注)インタビュー実施当時(2021年9月)の内容です。