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ご挨拶

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執行役員 : 木田 敦宏

執行役員 木田 敦宏

はじめに

 平素は積水ハウス・リート投資法人に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本投資法人は2023年10月期(第18期)決算を迎えることができました。投資主の皆様のご支援に感謝申し上げますと共に、決算内容と運用状況についてご報告させていただきます。

2023年10月期(第18期)決算内容

 当期の業績は、営業収益16,485百万円、営業利益8,343百万円、経常利益7,411百万円、 当期純利益7,408百万円、1口当たり当期純利益1,690円となり、1口当たり分配金は1,976円となりました。当期末のポートフォリオの資産規模は住居2,698億円、オフィスビル2,616億円、ホテル172億円、全体では5,487億円。また、当期末時点の稼働率は住居97.3%、オフィスビル94.4%、ホテル100.0%、ポートフォリオ全体では96.7%となりました。

2023年10月期(第18期)の運用状況

 当期の資産入替えとしては、住居「シャーメゾンステージ金沢西泉」及びオフィスビル「御殿山SHビル」の準共有持分10%を譲渡する一方、住居「エスティメゾン登戸」を取得しました。
 ポートフォリオの運用状況として、住居については、東京都を中心とした雇用環境の改善が継続し、期中稼働率97.2%と高稼働を維持し、新規契約時における賃料は全ての部屋タイプで上昇する等、好調を維持しました。コロナ禍で流出した東京都心の居住人口について、今後も都心回帰や世帯分離が進み、人口流入が継続するものと考えており、住居は好調を維持すると見込んでいます。オフィスビルについては、リモートワークの定着等、新たな働き方によるオフィス縮小傾向もあり、テナント入替及び更新時における賃料水準は東京を中心に下落しました。課題となっている「ガーデンシティ品川御殿山」については、2024年7月に大口テナントの退去を予定しており、継続保有することが巡行EPUの押し下げ要因となることが想定されるため、譲渡する方針とさせていただきました。ホテルについては、賃料固定型マスターリース契約を締結していることから、収益は安定的に推移しています。

 これらの運用環境を踏まえ、当期の決算発表においてポートフォリオ構築方針について、日本を代表するハウスメーカーである積水ハウスをスポンサーとする本投資法人の市場優位性を活かすべく、より住居を中心としたポートフォリオを構築する方針、具体的には中期的な投資比率目標を住居65%程度、オフィスビル30%程度、ホテル・商業施設等5%程度とする方針に変更することを公表させていただきました。

 ESGへの取組みにおいては、これまでの取組みが評価され、新たにESG投資指数の「Dow Jones Sustainability Asia/Pacific Index」の構成銘柄に選定されました。

 また、次期(2024年4月期(第19期))の業績予想については、営業収益17,321百万円、営業利益8,851百万円、経常利益7,875百万円、当期純利益7,873百万円、1口当たり当期純利益1,797円、1口当たり分配金は1,835円と予想しています。

最後に

 本投資法人は、「資産運用を通じて人・社会・未来を豊かにする」とのビジョンの下、今後も歩みを止めることなく、新しい時代の社会資本となる質の高い不動産の提供を通じて、投資主価値の最大化に努めてまいります。

 投資主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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